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目からウロコの日本語論 |
著者は中国語学・中国文学専攻。言語に関する著書・エッセイで有名。そんな著者が目からウロコの知識を披露してくれる面白本。
例えば今、日本人は「やま」を「山」と書く。これはその昔日本に表記文字を導入する際(日本語は存在していたのである)、漢語を取り入れたからである。これは当時の状況からすればやむを得ない選択であったろう。しかし、もし仮に英語を表記文字としていれば、今頃「mountain」と書いて「やま」と読んでいた筈なのだ!。「いぬ」の表記は「dog」である。しかし、日本人は賢いので元のオトも残した。「いぬ」の場合は「ドッグ」である。これが今の音と訓なのだ。まさに目からウロコ。
このような心地良い驚きが本書にはたくさん詰まっている。本書を読めば、ますます日本語が好きになること請け合いの良書。
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高島先生の漢字論 |
何気なく立ち読みし,「これは・・・面白い!」と直ぐ購入した。最寄の茶店で読み耽り,帰路の電車でも没頭し読み続け,数時間で読み切ってしまった。一読後,また読み,読み終わり,読み,とこれまでも何度も読みましたね。読む度に何故か新たな発見がある気がします。いや?実に面白い。
日本漢字の不思議,その特殊性について,この本程噛み砕いて語ってくれた学者はいなかった。日本語が漢字を導入したことは良かったようで,実は不幸なことであった,日本漢字は漢字文化圏の中でも事情が大分異なり,日本語の中で独特の発展を遂げてしまった,日本語は漢字なしでは機能し得ない言語になってしまった,といった部分は印象的でした。目から鱗とはこのようなことを言うのかと思いました。以来,先生の書は何冊も読ませて頂きましたが,この本が全ての始まりです。
また漢字や中国について書いてくれないかな?なんっていつも楽しみにしています。先生,また面白い新作書いて色々と教えてくださいな。
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面白すぎます |
日本人の思考方法と、日本語における「漢字」と「かな」の関係を、著者の熱意あふれる文体と解説で、わかりやすく教えてくれる良書と思います。
国語学や言語学の門外漢である私には、例示と著者独自の解釈による分析が非常に面白く、日本語という母国語について改めて考えるきっかけになりました。
明治?終戦時に連綿とつづく漢字廃止運動(いまでも英語公用語化を言う人がいますが)の動きなんか、結構お笑いもの(?)ですよね。
「です、ます、である、せよ」混在の文体はどうも不評のようですが、平板な新書式解説スタイルよりは、ずっと面白く、紙上講義を受けているようでした。これは好みの問題ですね。
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高島氏の個人授業 |
久しぶりに又読み返してみました。
最初に読んだ時はデスマス調、デアル調、口語調?が混在する文章には違和感を覚えたのですが、今回はこの独自の文章にリズム感を覚え、まるで高島氏の授業を受けているような学生の気分で今回は読みすすめることが出来ました。
私は中国語の知識はまるっきりないので、高島氏の言うとおりにはーそーなのかーと、自分が無知であるがゆえに楽しむ事ができました。
賛否両論あるようですが、高島氏のように学者人生を言葉というサブジェクトに費やしてきた人の知識をこの値段で家へ買ってかいってたのしめる事が出来るので 星4つ。
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ためにはなるが不愉快な部分も |
日本人が、外国の文字である「漢字」をいかに吸収してきたか、その経緯や問題点を論じる本。
漢字がはじめて日本に入ってきたときの混乱ぶりや、その後の日本人の苦労を考察する部分では、当時の日本人の努力がしのばれて面白い。内容としては、基本的にためになる部分が多い。
ただ、文章の中で「私のような知識のある者(そりゃそうだろうけど)」という言葉が出てきたり、読者に対して「〜なさい」というような口調があったり、面倒くさいけど説明してやる、というニュアンスの記述があったり、いかにも
「私は知っているからこのようなことが書けるのだ。お前らは知らないだろう、ありがたく読め」
という高圧的な印象をしばしば受ける。(読み手の姿勢にもよると思うが)
内容も、ほとんどが研究に基づいたものだとは思うが、同じ例えを何度も使用して説明がくどく、ときおり著者の偏見や個人的主張が織り交ぜられており、著者の好悪をベースに進む部分も多い。
ためにはなったけれども、決して愉快に読める本ではありませんでした。



